横浜はみなとみらい地区に新たにできた商業施設「ハンマーヘッド」。
船に乗るターミナル埠頭の1-2階がショップ、レストランとして展開されており、オシャレな空間で様々なスタイルの食を楽しむことができます。
今回はそんなハンマーヘッドの1-2階にまたいで大きく展開されているレストラン「QUAYS pacific grill(キーズ パシフィック グリル)」さんのご紹介です。
こちらはなんと店内に、
・ジンを作るための蒸留所
・ビールを作るための醸造所
・コーヒーを作るための焙煎所
を併設しているという、何とも欲張りなクラフト体感型レストランです。
醸造所併設のブリューパブは最近増えてきていますが、そこに蒸溜所と焙煎所も併設させているのはおそらくここだけでしょうし、そうしてクラフトな空間を創り出そうという試みはとても興味深いですよね。
今回はランチタイムに訪れてこの新たなクラフト空間の一端を味わってきましたので、記事から雰囲気を感じていただき、ぜひご自身で足を運んでいただければと思います^^
運営会社「HUGE」のご紹介
「QUAYS pacific grill」さんの存在はインスタで知っておもしろいことやってるな〜と思っていたのですが、調べてみるとその運営会社である「株式会社HUGE」さんはコンセプチュアルなレストランを多数展開されているところでした。
「その街の、鼓動が集まるレストラン。」を創るという志のもと、食を通して日本の文化をより豊かにしていきたいとの考えで、様々な国の食文化やスタイルを取り入れたレストランブランドを多数創り出されています。
また、「自然由来の素材の使用」「化学調味料不使用」「トランス脂肪酸ゼロ」などをHP上で謳っており、食への想い、強いこだわりも感じられますね。
私自身はこういう自然派的な謳い文句に心動くことはないのですが(きちんと科学的な根拠に基づいて考えられているのか、どこまで徹底されているのかがHP上の情報だけでは判断できないため)、刺さる人に届くように、というところが強く感じられます。
横浜みなとみらい地区、海沿いの開放的な立地が抜群!
レストランの理念に触れたところで、実際の店舗をご紹介していきましょう。
場所は各駅から海の方にずーっと歩いていったら現れる横浜ハンマーヘッド内です。
・馬車道駅(みなとみらい線)から徒歩約10分
・関内駅(JR/市営地下鉄)から徒歩約15分
・桜木町駅(JR/市営地下鉄)から徒歩約15分
いわゆる「みなとみらい地区」で、歩いている間は「ザ・横浜!」を存分に感じられると思います。
建物内にはセブンイレブンあり、スタバあり、ハングリータイガーあり…と長く人を呼べそうなチェーンも入っており、堅実な感じも窺えますね。
さてお目当ての「QUAYS pacific grill」さんですが、建物内には入らずに向かって左側に行きましょう。スタバの奥にオシャレなテラス席が見えてきます。
受付で「店内?テラス席?」と聞かれますのでお好きな方を選びましょう。今回は晴れていて寒くもなかったのでテラス席にしました。
ちなみに2階席もあって店内から上がれるみたいなのですが、ランチタイムかつそれほど混んでいなかったため2階の提案は受けませんでした。ディナータイムや混んでいる時には2階にも行けるんでしょうね。
テラス席のソファの座り心地が最高…
案内されたのは受付に程近いテラス席。
ソファにどーんと座って「!!」と思ったのが、ソファがフッカリといい感じに柔らかくて抜群の座り心地だったこと。
テラス席のイスって硬めのことが多いと思うのですが、こちらは予想以上に柔らかくてゆっくり座っていられるな〜という感じでした。
充実のアルコールメニューが昼からでも楽しめます
ランチのセットメニューにはソフトドリンクやコーヒーが付いてくるのですが、もちろん昼からでもアルコールを楽しむことができます。
ビール5種、ゲストビール2種の他に定番のカクテルから個性的なものまで、昼でも夜でも楽しめるラインナップが揃っております。
クラフトジンもとても気になったのですが、、やっぱりビールですよねということでビールを2種類楽しませていただきました。
ナンバーエイト・ウィートエール
アルコール度数が4.2%と低めの小麦のエール。
数種類のスパイスが使われているということでスパイシーな香りと味わいが印象的な一杯です。
小麦のまろやかな感じはありますが特有のバナナ香は無く、アルコール度数の低さとスパイシーさも相まってスッキリとした味わいでした。
スパイスの刺激が舌にピリピリと残るのが心地よかったですね^^
ナンバーナイン IPA
なんと9種類ものホップを使用したというIPA。
こちらは爽やかな青めの香りとは裏腹にトップにバン!と苦味がきます。
9種類のホップ使用の効果でしょうか、多層的で重厚な苦味がミドルからラストまでどっしりとベースに感じられます。
華やかなホップの香りも感じられたのですが、それ以上に苦味がしっかりしているので全体の印象はしっかり苦くて飲みごたえ抜群のIPA。
これでアルコール度数5.1%とは、、、と思えるほど強さを感じるIPAでした。
ビッグでアメリカンなコーヒーはバランスの取れた味わい
最初の方に書いた通り、「QUAYS pacific grill」さんは焙煎所も併設されているということで、コーヒーにもこだわりを持っておられるとのことです。
どこに焙煎機置いているのか…と思っていたら店内の一角に普通にむき出しで置かれていてそこで焙煎されていました。
テラス席からはそこそこ離れていたのですが焙煎されたパチパチという音と香ばしいコーヒーの香りが漂ってきたので、近くの席だったらけっこうな音と匂いなのでは…と思ってしまいました^^;
今度行った時は焙煎所近くのカウンターにぜひ座ってみたいと思います^^
ランチのセットメニューに付いてくるコーヒーはなんとおかわり自由とのことで、コーヒーをたくさん飲みたい方には嬉しいサービスですね。
味はあっさり目、酸味と苦味と甘味のバランスがとられていて飲みやすかったです。
そもそもの1杯が大きかったので(そしてビールも飲んでいたので)私はおかわりはしませんでしたが、カフェ的に使うことを考えるとあっさりとしていて何杯でも飲みながらゆっくりすることもできそうです。
◇◇◇
さて今回は横浜みなとみらい地区で注目の商業施設「横浜ハンマーヘッド」内にあるクラフト体感型レストラン「QUAYS pacific grill」さんをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
ビールにジンにコーヒーもクラフトということで、1回で全てを楽しみきることはできなかったのですが、その一部を味わっただけでもなかなか魅力的な店作りをされているなと感じました。
ディナータイムだとまた違った雰囲気でしっかりとお酒を楽しめそうですし、これから色々なビールも醸造されるでしょうから、また機会を見つけて行ってみたいと思います^^
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