強力粉5銘柄食べ比べ、第四弾です!
第四弾:春よ恋ブレンド(昭和産業)
今回も前回、前々回と同じ「春よ恋」ですが、100%ではなく春よ恋をメインに北海道産小麦粉をブレンドしたもののようです。
蛋白含量は12.3%で前回の前回、前々回の春よ恋よりやや高めです。
焼きます!
配合は公式レシピ通り。
- 強力粉 :250 g
- バター :10 g
- 砂糖 :17 g
- スキムミルク :6 g
- 塩 :5 g
- 水 :170 g (mL)
- ドライイースト:2.8 g (小1)
※室温25℃以上のときは約5℃の冷水を10g減らして使いましょう。
スイッチをピッと、焼き上がりがこちら!
色が白い!
高さは16.5cmでほどほどの膨らみです。
天面だけでなく側面の色づきもやや抑えめです。
春よ恋メインではありますが他の品種もブレンドされているということで、焼成時のメイラード反応の具合が変わって着色されにくくなったんでしょうかね。
やはりパン作りはなかなかに奥深いですね。
官能評価
- 香り:イースト感というか発酵感というか、食パン独特の少し酸っぱい香りがよく感じられるが、香ばしさは控えめ
- 色 :控えめなきつね色、やや白っぽい
- 食感:しっとり感もモッチリ感もしっかりある。耳の部分はサクサク
- 味 :小麦の甘み、酸味、香ばしさが程よいバランスで共存している
メインが「春よ恋」ということで、ベースとして感じられる風味は他2社の春よ恋と同等のものでした。
しかし今回の昭和産業のものはブレンドということで、きっとメーカーがバランスの良い仕上がりになるよう調整して配合しているんだろうなと感じられました。
仕上がりの色が白っぽかったのは意図的かはわかりませんが、食感や風味はすごく特徴があるというよりはバランスの取れた美味しさを感じましたので。
…
やはり同じ「春よ恋」であればベースの風味は同系統でしたね。
それでもきっと各社特徴的な美味しさを目指して挽き方やらブレンドを考えているでしょうから、その違いをしっかり感じられるとおもしろいです。
最後の第五弾を評価の後、改めて横に並べて比較した時にその細かい違いを表現できるよう頭を絞りたいと思います。
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